一夫一妻制の問題点
今の世の中で一般化している一夫一妻制の元、男女で結婚し、生涯お互いだけを愛し、幸せになれることが一番です。
しかし、結婚は契約に過ぎず、愛を保証するものではありません。
月日が過ぎるごとに馴れ合いが生じて家族としか見られなくなってしまうこともあり、故にパートナーから愛を感じることができずに、配偶者以外の人にこっそりと愛を乞うて、浮気や不倫が発生してしまうのです。
その上で考えれば、誰にも隠し事をせずに、みなで幸せを共有しようという「ポリアモリー」の思想は新しいですね。
とはいえ、「ポリアモリー」の考えは誰を愛しても良いという自由と引き換えに、辛いこと、見たくないこと、知りたくなかったことを全て受け止めるだけの覚悟が必要であり、自分の中に渦巻くかもしれない嫉妬や憎悪など負の感情をコントロールできる器量が求められます。
浮気や不倫と同様、関係者全てが幸せになれないのなら、愛の形として賛成はできない。しかし、愛するという気持ちは否定されるべきものではないし、人が人を愛するのはごく自然な欲求です。
愛は名詞ではなく動詞であり、愛は行動の結果とも言われており、「ポリアモリー」の人々はこの考えに近い信念を持っているように思います。
嫉妬や憎悪などは相手に愛を求めるからこそ生まれる負の感情。
いつまでも相手に愛を乞うよりも、主体的に愛という行動を遂げられる人こそ、これからの時代幸せを手にしていくのかもしれないですね。