結婚すると、恋愛はしてはいけないのか?
ネタがないからなのか、芸能界が不倫騒動でどよめく中
一般人の私は、ふと
結婚したら恋愛することは悪なのか?
ということについて考えてみました。
以前は、芸の肥やしや番組の宣伝のためになど
芸能人はたくさん恋人がいても仕方がないものだという風潮があった気がします。
人間だって動物だから
より良い遺伝子を後世に残したい。
だったらより優良な異性と恋をしたいと思うし。
恋心がいつしか愛情に変わったとして
それが家族愛になったとして
ふと、もう一度胸がときめくような恋がしたいと思っても
横でスウェットきて頭をボリボリ書いてる旦那に
もう一度、あの頃のような体が痺れるようなセックスをしたい
なんて、まず思えないし。
それはお互い様かもしれないけれども。。。
だからこそ、お互いがそれぞれの恋愛を見つけたときに
このだる〜い関係が、また新鮮に感じられるのだとしたら
ポリアモリーな関係もありかもしれないな〜
と考えるわけです。
一夫一妻制の問題点
今の世の中で一般化している一夫一妻制の元、男女で結婚し、生涯お互いだけを愛し、幸せになれることが一番です。
しかし、結婚は契約に過ぎず、愛を保証するものではありません。
月日が過ぎるごとに馴れ合いが生じて家族としか見られなくなってしまうこともあり、故にパートナーから愛を感じることができずに、配偶者以外の人にこっそりと愛を乞うて、浮気や不倫が発生してしまうのです。
その上で考えれば、誰にも隠し事をせずに、みなで幸せを共有しようという「ポリアモリー」の思想は新しいですね。
とはいえ、「ポリアモリー」の考えは誰を愛しても良いという自由と引き換えに、辛いこと、見たくないこと、知りたくなかったことを全て受け止めるだけの覚悟が必要であり、自分の中に渦巻くかもしれない嫉妬や憎悪など負の感情をコントロールできる器量が求められます。
浮気や不倫と同様、関係者全てが幸せになれないのなら、愛の形として賛成はできない。しかし、愛するという気持ちは否定されるべきものではないし、人が人を愛するのはごく自然な欲求です。
愛は名詞ではなく動詞であり、愛は行動の結果とも言われており、「ポリアモリー」の人々はこの考えに近い信念を持っているように思います。
嫉妬や憎悪などは相手に愛を求めるからこそ生まれる負の感情。
いつまでも相手に愛を乞うよりも、主体的に愛という行動を遂げられる人こそ、これからの時代幸せを手にしていくのかもしれないですね。
複数恋愛主義(ポリアモリー)について
「ポリアモリー(polyamory)」とは、ギリシア語の「複数」(poly)とラテン語の「愛」(amor)に由来する、アメリカで造られた造語です。
つきあう相手、親密な関係を同時期に、一人だけに限定せず、全ての関係者が全ての状況を知る選択が可能であり、全員がすべての関係に合意している、という考え方に基づく行為、ライフスタイル、または恋愛関係のことを指します。
まず、浮気や不倫と大きく違う点が
「全ての関係者が状況を知ることができ、全員がすべての関係に合意している」
ということ。
一般的に知られている浮気はその言葉の通り、恋人というパートナーがいながらも心が浮ついてしまい、パートナーに隠しながら違う異性と性愛関係を持つというもの。
不倫は配偶者のいる男性もしくは女性が、配偶者以外と関係を持ってしまうというもので、こちらも配偶者にはその関係を隠しているというのが通念です。
浮気や不倫はともにパートナーに嘘をつき隠し事をしながら、寂しさや性欲を満たすために別の人と関係を築いてしまうことから、多かれ少なかれ罪悪感を背負うことになり、何でも言い合えるパートナーとしての関係性は機能していないですね。
でも、「ポリアモリー」の場合はそれとは少し違います。
すべての人がすべての関係性を知り、合意の元で築かれた関係性になるため、隠し事をする必要もない。
「大事な人にこそ、包み隠さず全てを話したい」というのが「ポリアモリー」の考え方だという。
もう一つ浮気や不倫と異なる点が、どの人のことも優劣をつけず、誠実に愛している、ということ。
一般的に浮気や不倫は、正規のパートナーこそ一番大切であり尊重すべき存在、と考えられており、浮気相手や不倫相手の地位は低く、関係性に大きな差異が生じている。そして、正規のパートナーだけでは満たされない欲望をこっそりアウトソースするという考え方です。
しかし「ポリアモリー」の人々の間では、どの人の間にも優劣がない。どの人に対しても本気で愛を注ぐというスタイルがスタンダードとなっています。
近年、レズ、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを略したLGBTという言葉も、テレビや雑誌等各種メディアで見受けられるようになってきました。
「ポリアモリー」もそんな多様化する世の中の性の在り方を改めて感じさせてくれる事象ではないでしょうか。